HBCテレビ「今日ドキッ!」より、選りすぐりの情報を届けします。
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新しいお店が次から次へとオープンする一方で、長く続いているお店があります。
北海道で50年以上続くお店にスポットをあて、愛されている理由を探るコーナー「ザ・ロングセラー愛されるにはワケがある」。
今回は、大正11年に創業した、102年の歴史を誇る老舗の鳥料理専門店に注目しました。
北海道第二の都市、旭川。 ここには、今から100年以上も前の大正時代から、旭川の人たちに愛され続けてきた老舗があります。
その名も、鳥料理「小野木(おのき)」。
創業は大正11年、4代目の松原康夫さんと、娘で5代目の有紀さんがその味を守り続けています。
多くの人が小野木の味を求めて店を訪れます。
地元の常連客:「ひと月に2~3回は来ます。もう20年以上通っています。この味が恋しくなるんです」
お客:「千鳥揚げ」
小野木の代表的なメニューといえば「千鳥揚げ」。
鶏のむね肉やもも肉を秘伝の衣で揚げたもので、創業当時からの製法が受け継がれています。
作り方は、創業当時からの製法を受け継いでいます。
4代目 松原康夫さん:「昔と全く変わらないのさウチ。単純な調理法。醤油とかガーリック、ショウガとか一切使いませんからね。そういうとこがちょっと特徴かなっていうふうに思います。最初にこうやってヒットしたものはずっと続くんだね」
昔ながらのシンプルな作り方の中にも、小野木の千鳥揚げには、あるおいしさの秘密があります。
それがこの「衣」です。
お客:「この衣が違いますよね。」
お客:「中はジューシーだし、衣はサクサクだし、外がサクッとして中が柔らかくてすごい美味しいです」
お客さんたちが口にするたびに感じる衣の美味しさには、小野木に代々続く秘伝の製法がありました。
その製法とは… 全卵の中に入った「ある粉」と、塩などの調味料が加わることで、サックサクのおいしい衣ができあがるのだそうです。
5代目 有紀さん:「うちの衣はやっぱり特別。他とはやっぱり全然違うのと、揚げてるけど軽いって皆さんおっしゃっていただいたりとか…油っぽくないとか重くないっておっしゃるのは多分、卵だと思います」
4代目 松原康夫さん:「作った衣は3~4時間は寝かして使う。うちらみたいな衣は独特だと思うよ」
そして、千鳥揚げには小野木独特の食べ方があります。
それがこの特製のゴマ塩。 粉末状にした白ゴマと塩をブレンドした特製塩を付けていただきます。
初めて来店した客:「家の塩と違う。おしゃれな味がします。」
お客:「塩おいしいね」
4代目 松原康夫さん:「もう70年前から使ってる薬味です。これは三代目をやってくれた叔父がから煎りした白ゴマを包丁で切って、塩とブレンドしだしたのが始まりですね。またそれが、うちの千鳥揚げの衣に合うんですよね。」
小野木のもうひとつの名物は「新子焼き」。
とりもも肉に、秘伝の塩ダレを付けて炭火でじっくりと焼く 、旭川市民のソウルフードです。
また、平日限定で提供される「特選ランチ」は、千鳥揚げや鳥丼などの鳥料理が楽しめる内容で、20食限定のため予約がおすすめです。
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