2024.10.07

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私たちに「家族の絆」はないのか?別姓の両親の“選択”へ記者が向き合った答え

通称使用じゃぬぐえない不便や不都合

結婚後も、夫婦が、それぞれの名字を名乗り続けることができる選択的夫婦別姓。
企業の女性の役員が増えたり、海外で活躍する女性が増えたりしたことで、早期実現を求める動きが加速しています。

経団連の十倉雅和会長は6月、「女性の活躍を阻害する」として選択的夫婦別姓の早期実現を政府に提言しました。

今は、旧姓を通称として使用する、いわゆる「通称使用」を認める会社も増えています。
しかし、パスポートに記載された名字と違うために海外でホテルのチェックイン時にトラブルになったり…。
会社の登記簿などの公的な書類で使用できなかったり…。
経済界でも、不便、不都合、不利益の声があがっているのです。

名字を変えるときにはさまざまな手続きが必要

経団連の十倉会長は選択的夫婦別姓は「ダイバーシティ政策の一丁目一番地だ」として、一刻も早い国会での議論を求めています。

「私が今まで生きてきた名前」別姓を選んだ両親

選択的夫婦別姓を求める人たちは私たちの身近なところにいます。

東京の同じ職場で出会い、1992年に結婚した両親。
それから、30年以上夫婦別姓の道を歩んできました。

母は、結婚前から「ヤマモトサヤカという自分の名前を失いたくない」という思いが
あったといいます。

「私が今まで生まれてきて、生きてきて、生活をしてきた、その名前にこだわっている」

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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