2024.09.12

育む

「ランドセルはいりませーん!」断言するこうちゃんとの“ラン活”は意外な結末…背負った相棒に思いを託した日【室谷香菜子のいっくじ日記#7】

色は?デザインは?値段は?ああ…親が必死に…

ランドセル売り場は色も形もとりどり…(画像は去年のランドセル売り場資料)

ピンク、レッド、パープル、ブルー、グリーン、グレー、ブラウン、ブラック・・・

これが…ラン活か…。

値札を見て、「ん~」と思わず声が出てしまいます。立派な値段…
中には7万円、8万円のものもあります。

目を背けてはいけない。大切な入学準備。
なるべく派手なデザインではなく、色も無難なもの…そしてそれほど高くないものを…

必死に物色している私の横からは…

「ママ!ゲームセンター行きたい!」

おいっ!!!

「まずはランドセル。こうちゃん、何色がいいの?黒か青?」

いけない!私の好みを押し付けてはいけない!!
6年間の相棒だから、本人が気に入った色、デザインの物を買ってあげたい。
それなのに…。

「ほら!どれがいい!?これとか、これとか・・・」

冷房が効いているはずの店内でなぜか焦り、すでにじんわり汗をかき始めている私を横目に、こうちゃんは大きなあくびをしてから、一言。

「ママの好きなのでいいよ」

選ぶ気なし!!!

いや…どうせ希望を言っても私好みでなければ却下される、と薄々感じているから?

ラン活ってこんなもの?

もっと…、こう…、親の意見と子供の意見がぶつかり合ったりするものだと思っていたのに。焦っているのは私だけ…

結局、お友達が買ったかっこいい錠前のシリーズを見つけ、「お~!これこれ!これにする!!」とご機嫌で背負ってくれました。

傷ひとつない、ぴかぴかのランドセル。こうちゃんが得意げな表情で背負います。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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