「はい、こっち見て!」「お兄ちゃん、顔が痛いよー」なんて会話が聞こえてきそうな、とってもかわいらしいお写真ですね。
春に生まれた子リスたちが、巣穴から少しずつ出るようになって、最初はお母さんの後ろを、行列のように歩いていたのが、だんだんきょうだい達だけで出かけるようになって、その頃の子リスたちは、見ていて飽きません。
前を行くきょうだいのシッポをかじって、進めなくしたり、急にジャンプをして背中に乗っかって離さなかったり。
このお写真も、そんな頃のものなのかもしれません。
お互いの〝匂い〟を確かめるかのように、キスをするような仕草も、良くしますねー。
きのうのキタキツネと同じように、子リスにも小さな頃から、それぞれの個性があるようです。
エゾヤチネズミかと思いましたが、@booby.mama さんによるとどうやら違うみたいです。
顔つきから見て、生まれたばかりの子どものようで、なんともかわいらしいですねー。
「北海道のネズミ」とネットで調べると、北海道には4属8種のネズミが生息しているとあります。
しかしこの〝8種〟の中には、モグラに近く、ネズミの仲間ではない「トガリネズミ」などは含まれていないので、私たちがふだん〝ネズミ〟と呼んでいるものだけでも10種類くらいはいるのでしょうね。
私が子どもの頃には、夜になると家の中にネズミがあらわれて、食べ物や、なぜか石けんをかじられたりしたのを覚えています。
〝ネズミ捕り〟は、生活の必需品でした。
その頃は、まじまじとネズミの顔や表情を見ようとは考えませんでしたが、最近、たまに出会ってよく見ると、なかなかかわいらしい顔をしていますね。
病原体を持っている場合がありますので、万が一、近くに寄ってきても、触るのは危険です、念のため。
さて私は、誰の子どもでしょう?
写真だと大きさがわかりにくいので、ヒグマの子にも見えますが、正解はエゾタヌキの子。
キャプションには「5匹きょうだいの1番小さな子、500mlのペットボトルくらいのサイズ」とありました。
キタキツネの子が5〜6月くらいに巣穴から顔を出すのですが、エゾタヌキの子は、6月末から7月にかけてと、時期が少しずれていますね。
エゾタヌキは、母親と父親が協力して子育てをします、その子育ての様子は、キタキツネに負けないほどの〝子煩悩ぶり〟です。
キタキツネの研究を長くなさっていらっしゃる、竹田津 実 さんが、「北海道に暮らす哺乳類で、父親も子育てに参加するのは、キツネとタヌキと、ニンゲンだけ」っておっしゃられたのを覚えています。
もうちょっと大きくなると、目のまわりに黒を残して、ほかは色がやや薄くなり、いわゆるかわいらしい〝タヌキ顔〟になります。
子ダヌキのきょうだいが、ワチャワチャしている姿は、もうたまらないかわいさがあります。
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
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