今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2024年8月2日〜8月9日ピックアップ分)
小麦の刈り取りが始まると、北海道は本格的な夏です。
前にもここで書きましたが、小麦が刈り取られるこの時期になると、今年の春に生まれた子ギツネは〝子別れ〟のときを迎えます。
きのうまで、毎日のようにカラダじゅうをなめて、キレイにしてくれていた親ギツネが、ある日突然、我が子に対して吠え、時にはかみついて、自分のそばに近づけなくなるのだと聞きました。
子ギツネへの攻撃は何日も続き、ついに親ギツネの元を離れる決心をするのだといいます。
もしも、刈り取られた麦畑を、トボトボとした感じで歩いている子ギツネがいたら、それは〝子別れ〟をしたばかりの子かもしれません。
ちょっとかわいそうな気もするけれど、子ギツネには、これからさまざまな体験をして、いまよりももっと強くなって、来年の春には、今度は自分が親になって、かわいい子ギツネを育てなくてはなりません。
この春に生まれた、オオコノハズクの子どもたちですねー。
特徴的な、オレンジ色の美しい瞳の〝目ヂカラ〟も、成長とともに、日に日に力強くなってきて、もう立派な〝猛禽類〟の風格が漂っていますね。
北海道には、春に、子どもを産んで育てるために渡ってきて、子どもが成長し、秋になると本州に戻って行きます。
夏に子どもを育てるために北海道にやって来る鳥を「夏鳥」と呼びますが、とてもたくさんの鳥たちが、夏の北海道で子育てをしています。
北海道は、たくさんの鳥たちの〝生まれ故郷〟です。
顔がおさない感じがしますね、今年の春に生まれた子でしょうか?
口から長い草が伸びていますが、まさにお食事中です。草や、ときにお花などを、グルグルと回しながら食べていきます。植物ならほとんど何でも、好き嫌いなしに食べると聞きました。
エゾナキウサギは、12℃前後という低い気温がもっとも暮らしやすく,20℃以上だと食欲が減退して活動を停止してしまうそうです。
先日、様似町のアポイ岳(標高810m)に登ってきました。特殊な地質と、海からの霧のせいで気温が上がりにく、標高はそれほど高くはないのですが、様々な高山植物を見ることが出来る場所です。
10年ほど前までは、ここにもナキウサギの声を聞くことが出来たのだそうです。
温暖化による平均気温の上昇によって、エゾナキウサギの生息地は、確実にせばまっているのを感じます。