2024.08.14

ゆるむ

キュートすぎるエゾリス兄弟 「兄ちゃん…怖い動物とかいない?」「もうちょっと様子を見てみよう」

今週も インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2024年8月2日〜8月9日ピックアップ分)

もうすぐ〝お別れの時〟が…

撮影:@chari_jii さん

小麦の刈り取りが始まると、北海道は本格的な夏です。
前にもここで書きましたが、小麦が刈り取られるこの時期になると、今年の春に生まれた子ギツネは〝子別れ〟のときを迎えます。
きのうまで、毎日のようにカラダじゅうをなめて、キレイにしてくれていた親ギツネが、ある日突然、我が子に対して吠え、時にはかみついて、自分のそばに近づけなくなるのだと聞きました。
子ギツネへの攻撃は何日も続き、ついに親ギツネの元を離れる決心をするのだといいます。
もしも、刈り取られた麦畑を、トボトボとした感じで歩いている子ギツネがいたら、それは〝子別れ〟をしたばかりの子かもしれません。
ちょっとかわいそうな気もするけれど、子ギツネには、これからさまざまな体験をして、いまよりももっと強くなって、来年の春には、今度は自分が親になって、かわいい子ギツネを育てなくてはなりません。

北海道は・・鳥たちの〝生まれ故郷〟

撮影:@kasya.photo さん

この春に生まれた、オオコノハズクの子どもたちですねー。
特徴的な、オレンジ色の美しい瞳の〝目ヂカラ〟も、成長とともに、日に日に力強くなってきて、もう立派な〝猛禽類〟の風格が漂っていますね。
北海道には、春に、子どもを産んで育てるために渡ってきて、子どもが成長し、秋になると本州に戻って行きます。
夏に子どもを育てるために北海道にやって来る鳥を「夏鳥」と呼びますが、とてもたくさんの鳥たちが、夏の北海道で子育てをしています。
北海道は、たくさんの鳥たちの〝生まれ故郷〟です。

植物なら何でも〝大好き〟です

撮影:@ksnhdk505 さん

顔がおさない感じがしますね、今年の春に生まれた子でしょうか?
口から長い草が伸びていますが、まさにお食事中です。草や、ときにお花などを、グルグルと回しながら食べていきます。植物ならほとんど何でも、好き嫌いなしに食べると聞きました。
エゾナキウサギは、12℃前後という低い気温がもっとも暮らしやすく,20℃以上だと食欲が減退して活動を停止してしまうそうです。

先日、様似町のアポイ岳(標高810m)に登ってきました。特殊な地質と、海からの霧のせいで気温が上がりにく、標高はそれほど高くはないのですが、様々な高山植物を見ることが出来る場所です。
10年ほど前までは、ここにもナキウサギの声を聞くことが出来たのだそうです。
温暖化による平均気温の上昇によって、エゾナキウサギの生息地は、確実にせばまっているのを感じます。

「北海道3大かわいい動物」プロジェクト

インスタグラム:北海道3大かわいい動物プロジェクトでは、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、きょうの1枚として配信しています。

https://www.instagram.com/hokkaido_3dai_kawaii/?hl=ja

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