2024.07.17
深める舗装工事などを手掛ける札幌市の建設会社です。
この日の作業は、恵庭市内での下水道工事。
現場では、技術者が工事の進捗状況を記録するため写真を撮影しています。
これまでは、現場作業が終わってから会社に戻り、事務作業に追われていましたが、午後の社内を覗いてみると、そこにいたのは2人の女性。
新しくできた職種「建設ディレクター」です。これまで技術者がやっていた写真の管理や施工計画書などの事務作業を支援するのが仕事です。
建設ディレクターの徳永やよい主任は「会社全体で良い工事になるようにサポートする。デジタルの技術を取り入れたり、こうしたほうがみんなの残業が減るんじゃないかとかアイディアを出し合って、一緒に変わっていこうとしていると感じています」と話します。
「建設ディレクター」のサポートに、現場の技術者も、書類仕事の手間が省けるメリットを感じています。
こちらの会社は2年前に新しい部署として「建設ディレクター室」を設置。認定資格を持つ2人を中途採用しました。
すると、目に見えて残業時間が減っていきました。
宮﨑健悟社長は「それから現場で働く技術者は例えば工程を考えたりとか、より安全な施工とか、工事の品質を保つとか。だいぶ余裕ができて本来やるべき仕事に注力できるようになったので、だんだんとお客様満足度が上がってきた」と手ごたえを感じています。
残業代が削減できた一方で、建設ディレクターの人件費がかかりますが、そこは生産性を上げることでカバーできると言います。
「いままで年間3現場しかできなかった技術者が、早く仕事にかかれて早く終わるので、4現場できるようになれば、それで生産性が上がりますので、そこを各企業が認識できれば、この制度は広まっていくと思う」
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