2024.07.17
暮らすおなかにやさしい牛乳が北海道の酪農も元気にします。
“A2ミルク”って知ってますか?
読み方は 「A2(エーツー)ミルク」。聞き慣れない言葉ですが、実は、世界で注目されている「おなかがゴロゴロしにくい」と言われる、新しい「牛乳」のトレンドです。
おなかにも、酪農家にも優しい「A2ミルク」 を深掘りします。
北海道広尾町の酪農業、鈴木敏文さん。
16年前に流行した家畜の病気で多くの牛を失ったことを教訓に、農薬や化学肥料、飼料を使わず、牧草と放牧中心の酪農に切り替えました。
そして取り組んだのが、「A2型(エーツーがた)」と呼ばれる遺伝子を持つ 牛の飼育。
今は全部で130頭いる牛の中で、約半分ぐらいが『A2』です。
見た目はまったく分かりません!人間でいうと血液型みたいなものなのだそうですよ。
太平洋に面している広尾町。ここで牛を育てるメリットを鈴木さんが教えてくれました。
「海からのミネラル分を含んだ海霧が牧草に付着して、それを牛が食べる。牧草中心で牛を飼っていたら、牛がすごく健康になった。牛乳を飲んでみたら、めちゃめちゃおいしかったんですよ」
鈴木さんは、乳業メーカーに出荷する生乳とは別に独自で加工場を作り、2023年12月から牧場オリジナルの牛乳の生産を始めました。
国内で初めて2つの認証を得た「十勝オーガニック牛乳」には、もうひとつのプレミアムが…。
「『A2ミルク』として世の中に出てくれたらいいなと思った。A2の魅力はやっぱりおなかがゴロゴロしにくいこと。今まで牛乳を飲めなかった方にアプローチできると思った」
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