オレンジ色にふちどられた大きな瞳が印象的なフクロウの仲間・オオコノハズクの、春に生まれた幼鳥です。
昼の間は、ほとんど眠っていて、あまり動くこともないのですが、日没が近づくと、先ほどまでとはまったく違う生き物のように、活発に動き出し、親鳥にエサをねだります。
オオコノハズクという名前ですが、それほど大きくなく、ヒナの身長はペットボトルと同じくらい(20センチくらい)です。
親鳥がせっせと、ネズミや虫を捕ってきてくれるのを、きょうだいが並んで「キューキュー」といったような鳴き声を上げて催促をする姿は、とてもかわいらしいのです。
とはいえ、動き出すのが日没近くからなので、すぐに暗くなってしまい、写真を撮ることが出来る時間は、ほんのわずか。
それでも、このオレンジ色の、美しい宝石のような瞳がどうしても見たくて、夕暮れの森へと足を運ばずにはいられなくなるのです。
まさに、スクスクと育ってます!といった感じの、オシドリのヒナちゃん。
キョトンとしたような表情に、とっても癒やされますねー。
10羽前後のきょうだいで生まれてくることが多いのですが、何日か経って会いに行ってみると、数が減ってしまっていることがあります。
成長するにしたがって、ひとりで遠くまで出かけるようになり、そんなところをカラスやハイタカといった天敵に捕らえられてしまったのかも知れません。
とはいえカラスやハイタカも、子育てのまっただ中なので、一方的に〝悪者あつかい〟も出来ません。
ところで、オシドリのヒナの、正面顔でいつも思ってしまうのですが、鼻の穴が〝目〟に、くちばしが〝口〟に見えて、顔の中に、さらに小さな顔があるように見えてしまいます、そんなの私だけでしょうかね?