2024.06.19

深める

いきなり”支配人”!経験ゼロからすすきのの大規模ホテルを稼働率9割以上にまで導いた女性が、大切にしてきたこと【東横INN】

「ホテル経営」から「会社経営」を考える立場に

人を育て会社を経営する面白さ

吉田さんは現場の支配人職を離れ、2021年よりエリア担当の執行役員に就任。現在は東北エリアの執行役員として支配人の育成とサポートを担っています。
支配人たちに楽しく働いてもらえるよう、細やかなコミュニケーションを欠かしません。

小さなことでも褒め、アドバイスをした時はそれを活かそうと励む支配人の行動の過程もみて声をかけます。
「頑張りを見てくれている人がいることが、やりがいや面白さにつながる」との考えからです。

会社全体を考えた行動や発言には、支配人時代とはまた違った手応えを感じているようで、「人を育てるのが今の私の使命」と言葉に力を込めます。

東北エリアの支配人会議。とても和やかな雰囲気

きつい言葉すらプラスに変えて

東横INNの管理職は女性がほとんどですが、世間ではまだ男性が多いポジション。
壁にぶつかったことはないのか聞いてみると…「女のくせに」というふうな目を向けられたり、酷い言葉を投げかけられることもあったのだそう。

「きつかったのは『子どもを育てていない人が、人を育てられるのか? 』と。逆に『育児経験者なら誰でも完璧に人を育てられるの? 』って聞きたくなりました」

とはいえ否定だけでは何も生まれない、いったん人の言葉を受け止めようと考えるようになって、気づきもあったそう。
「実際に子育てと支配人の仕事を両立している人は本当に凄いと思いますし、中には我が子のようにスタッフに接している人もいて、子育て経験者の強みは確かにあるんです」

このことに限らず「自分自身が苦しんだ経験があるからこそ、今アドバイスに生かせることも多くて。振り返ると大変な経験にも大きな価値があったんですよね」

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X