2024.06.12

暮らす

【専門家解説】今がくさい!?「汗のニオイ」の対処法 暑くなる前に汗腺を鍛えるには

今年も暑い夏になりそうな北海道。
気象庁の3か月予報(6~8月)によりますと、この夏の気温は、全国的に平年より高くなる見通しです。

そこで気になるのが「汗のニオイ」。実はいま時期の汗が、特に臭いんです!

いまだからこそ気をつけたい!「汗のニオイ」を深掘りしました。

連載「じぶんごとニュース

生活雑貨を扱う「ハンズ札幌店」では、4月末から暑さや汗のニオイに関連した商品のコーナーを広げました。

汗とニオイを抑える定番の制汗剤のほか、メイクの上からでも使え、顔の汗を抑える制汗ミストも人気です。

服やシーツにスプレーするだけで、ヒ~ンヤリ!汗のニオイも消してくれる商品も人気商品で、個人差はありますが、一度吹きかけるとヒンヤリ感が2~3時間続きます。

体温調整に欠かせない一方、ニオイの原因にもなる「汗」。なぜ、臭うのでしょうか?

分泌されたばかりの汗や皮脂は、ほぼ無臭です。
しかし、そのまま放っておくと皮膚表面の常在菌によって分解され、ニオイが発生するのです。

まだ「汗腺」の機能が低下しているこの時期の汗は、特に強いニオイを発すると指摘するのは、東海大学の関根嘉香教授です。

「冬の間に汗腺が少し衰えてしまい、その状態で汗をかくと、『ベトベト汗』になる。これは乾きにくい汗で、皮膚の常在菌が非常に好む状況になる。常在菌が分解して、強いニオイを発する」

ニオイの原因はずばり、“ベトベト汗”です。

このベトベト汗に含まれるミネラル分が、細菌の餌になってしまいます。

汗は、血液が原料。しかし、血液をそのまま汗で出してしまうと、血液中の栄養分が失われてしまいます。そのため、基本的には、ろ過されて栄養分になるものは血液に再吸収されます。

ですが、汗腺が衰えるとこの再吸収がうまくいかなくなり、ミネラル分を多く含んだ、いわゆる舐めると“しょっぱい汗”になります。

こういう汗は乾きにくく、常在菌が非常に好む環境になると関根教授は教えてくれました。

つまり、「汗のニオイ」を抑えるためには、汗腺を鍛えて“ベトベト汗”を“サラサラ汗”に変えてしまえば良いのです。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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