ゴールデンウィークに撮られたお写真とのこと。土の穴の中で生まれる子ギツネたちは、生まれた直後は、このように黒っぽい色をしています、きっと天敵に見つかりにくいように、保護色になっているのでしょうね。
顔は〝丸顔〟で、瞳の色は青色、シッポの先が白いのがチャームポイントです。
巣穴から恐る恐る顔を出すようになってから、カラダの色が〝キツネ色〟に変わるまでは、およそ2〜3週間ぐらいでしょうか。
なので、キツネウォッチャーたちから、〝黒子(くろこ)〟とも呼ばれる、〝期間限定〟のこんな子たちに出会うことが出来るのは、とってもラッキーなことです!ヨチヨチ歩きで、何にでも好奇心が旺盛、それでいて、遊び疲れると巣穴の外でも、突然電池が切れたように眠っちゃったりして、エサ探しから帰ってきたお母さんに「ちゃんとお家で寝なさい!」なんてキツく叱られたりします。
なかなか出会うことが出来ない、エゾユキウサギの赤ちゃんです。
〝ぬいぐるみ〟のようなかわいらしさですねー。エゾユキウサギは、出産のために巣を作ることはなく、背丈のある草原で、2〜4匹ほどの子を産みます。母ウサギは、子ウサギから離れて行動して、おっぱいをあげる時にだけ子ウサギの元にやって来るのだといいます。
生まれてから3〜4週間で離乳し、子ウサギたちはそのまま親離れするので、親離れしたばかりの子ウサギを、単独で見かけることはたまにあるのですが、このお写真のように2匹がいっしょにいるのは、もしかしたらまだ親離れしていなくて、母親のおっぱいを待っているところなのかもしれません。