2024.05.18
深めるちょっとドキッとしますが、将来、あなたの住むマチは、存在していますか?
あなたの住むマチは、人口が減って将来消えてしまうかもしれない。
そんな衝撃的なレポートが公表されました。
報告書をまとめたのは、民間の有識者らでつくる「人口戦略会議」。
2020年から50年までの30年間で、子どもを産む中心の世代となる20歳から39歳の女性が半数以下になる市町村を、「消滅可能性」があるとしました。
その数、全国で744。
実はその約6分の1…117の市町村は北海道内です。
人口の減少が止まらない北海道。
10年前に公表された消滅可能性都市のリストと比べ、見えてきた未来とは?
連載「じぶんごとニュース」
まずは「人口戦略会議」が公表した「消滅可能性自治体」をまとめました!
十勝や札幌近郊などを除いて、多くの自治体が「消滅可能性」があるという結果です。
そして、実は10年前、2014年にも同様の分析が発表されていました。
その時の資料からHBCでまとめた全国ワースト5の自治体です。
・1位群馬県南牧村(なんもくむら)
・2位奈良県川上村
・3位青森県今別町(いまべつ)
・4位北海道奥尻町(おくしりちょう)
・5位北海道木古内町(きこないちょう)となっていました。
この10年間で、どんな変化があったのでしょうか。
前回ワースト5位の木古内町を取材しました。
道南の木古内町は、190年以上続く豊漁・豊作を願う伝統の神事、「寒中みそぎ」のマチ。
10年前の報告書では、20歳から39歳の若年女性の人口の減少率は、30年間で「86.5%」と予測されました。
このときのことを、木古内町まちづくり未来課・田畑裕課長は「消滅可能性都市という名前もそうだが、その中でも上位に入ったのはショックだった」と振り返ります。
報告書発表の2年後には、北海道新幹線が開業。
駅前に誕生した「道の駅」の効果もあり、マチには開業前の10倍=年間およそ62万人の観光客が訪れました。
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