おヒゲのお手入れをしている、エゾモモンガちゃんです。
たっぷりとエサを食べ終わると、エゾモモンガは、カラダのいたるところのお手入れをします。
ネコがよくするように、なめた手で、アタマや顔をすりすりして、お手入れ。
森を滑空するための〝飛膜〟のお手入れ。
時々、片足をひょいと持ち上げて、お尻のあたりをなめてキレイに。
それらの仕草は、いずれもとってもかわいいのですが、私がちょっと残念だなあと思うのが、このヒゲのお手入れ。
両手でヒゲをはさんで、すう〜っと下にしごいていくのですが、この時の表情が、何度見ても、「キン肉マン」に登場するラーメンマンにそっくりと思ってしまうのは、私だけではないはず。
でもやはり、そんなところも含めて、エゾモモンガはすべてがキュート!
雪の上に降り立ったシマエナガちゃん、かわいい顔をしてこちらに微笑んでくれていますが、よく見ると口のまわりが、ちょっと茶色くなってますね。拡大して見ると、動物の毛をくわえていたんですね。
シマエナガたちは、ただいま巣づくりの真っ最中。
前にも書きましたが、シマエナガは、鳥の羽や、動物の毛、クモの糸や苔などを使って、伸び縮みする〝ニット帽〟のような巣を作ります。シマエナガは、山に近い公園などにも巣を作ることがありますが、そのほとんどがカラスに襲われ、巣を壊され、ヒナは食べられてしまいます。
巣がカラスに襲われるきっかけが、人間の行動だったりする場合もあります。
シマエナガの子育ての様子を撮影しようとして、巣のすぐ下で、三脚にカメラをつけてずっと待っていたりすると、アタマの良いカラスに「あそこに何かあるな…」と感づかれてしまい、その後にシマエナガの巣が襲われてしまうということも、しばしば。(本当に多いのです)
カラスにしても、子育てのまっただ中なので、カラスが悪い!とは言えないのですが、少なくとも、シマエナガの巣が壊されるきっかけを、人間がつくってしまわぬようにしたいものです。
きのうに引き続き、巣づくりのための材料を集めるシマエナガちゃんなのですが、むしり取っているのをよく見ると、どうやらロープのようです。シマエナガは、鳥の羽や、動物の毛、クモの糸や苔などを使って、伸び縮みする〝ニット帽〟のような巣を作るのですが、このような人工的な材料を集めているのは、見るのが初めて。
かなり珍しい状況なのでは、と想像します。
2枚目を見ると、ロープにつるされているのは「立入禁止」のプレートでした!
シマエナガちゃん・・それダメですっ!
どんどんロープをむしり取ってたら、「立入禁止」のプレートが、落っこちちゃいますよっ!