2024.01.26

深める

親戚の家族自慢がうざいんです。……どう対処したらいい?【お悩み#54】

例えば。
「うちの子、まぁ幸せな結婚して、可愛い子どもまでいてさぁ……(以下略)……」なんてやらしい話が、相手さんからはじまったとしたら。

あたしの場合、ちょっとその話を聞いた後で。
いや羨ましいなぁ。あたしパートナーも子どもいないんですけど、でもママとして自分の子ども同然に、店のスタッフのことは愛そうと思ってるんですよ。なのにある日、結構面倒見てた子からいきなり「ハイドロポンプぅ!」って、顔にトイレ洗剤かけられたことがあって……」って、さらっと返すと思うの(信じられないことですが、焼肉屋の網に続き、これまた実話です。「後足で砂をかける」の現代版?!ってなったよね)。

まぁこんな話されたら普通「一体どんな職場なわけ!?」ってなるじゃん。
その後は、もうこっちのペース。あとは淡々と自分の仕事のことを話せばいい。
それをこそ周囲は聞きたがるだろうし、マウント取ってきた人の作った会話の流れも、これで一瞬はかき消すことができる。

とはいえ、以前この戦法を紹介した時にも書いたけれど、他人が「え!?」を目をひんむいてくれるようなエピソードって、人生そうそう経験できるわけじゃない。
それに、これはあくまで対症療法。ぽんさんのパターンだと、叔母さんのテンションによっては「全然効果ねぇじゃん……しぶといぜこのBBA……」ってことにもなりかねないのよね。

それでも。
イライラしたままムスッとしているよりはマシなはず。
ぽんさん、ぜひこの奇襲作戦、折を見て仕掛けてみてください。
もしかしたらそれをきっかけに、叔母さんと全然違うコミュニケーションのかたちを築けるかもしれない。

そう、ストレスない関係性を構築したいなら、やっぱり自分から働きかけをするのが手っ取り早いんだよね。依然めんどくさいままならサッと離れればいいし、何か変化があればそれをいい改善の機会にしていけばいい。
大事なのは、自分の行動の軸は、自分でコントロールし切るっていうこと

イメージ

理不尽な評価を他者から向けられがちな、社会常識持ち上げ気味のこの世の中です。
色々上手にかわしながら生きていきたいもんだよね。

ぽんさん、ぜひあなたらしく、時にいろんな飛び道具も使いながら、マウント野郎の攻撃からするっとサバイブしてみてください。
同様の問題をしばしば思案し、交わし方を日々考えあぐねているひとりの同志として、西創成の地からあなたのことをこれからも応援していますよん!

ま・と・め♡

というわけで、今回は「親類付き合い」だったり、その中で発生するマウント合戦ってやつについて考えてみました。

年明けから似たようなことに悩んで、末吉寄りの闇オーラだったみなさんも、あたしの様子おかしげなエピソードとか読んで、ちょっとはすっきりしたかしら……?
ほんっと、トイレ洗剤ってしばらく肌がピリピリするのね。ウォータープルーフの化粧使ってるはずなのに、刺激の物理貫通っぷりはなはだしかったことを、あたしは一生忘れないでしょう。

うふふ、今年もこんな気軽なテンションで、みなさんと一緒にいろんなモヤモヤと向き合っていけるのねん。2024年も、読者の方々からのお手紙が楽しみです!

ではでは、また次回。Sitakkeね〜!

***
文:満島てる子
イラスト制作:VES
編集:Sitakke編集部 ナベ子
***

満島てる子:オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。LGBTパレードを主催する「 さっぽろレインボープライド」の実行委員を兼任。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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