「日本で一番大きな映画館を作ってみせる」少女との約束　宇宙のマチの新たな試み

北海道で「宇宙に最も近いマチ」とも言われる、大樹町。

ここで始まった「オンリーワン」のプロジェクト。

それはマチの少女の一言から始まりました。

宇宙のマチにしかない、ＪＡＸＡ＝宇宙航空研究開発機構の巨大な格納庫。

シャッターは、12階の建物に匹敵する高さ。

大樹町・航空宇宙推進室の吉田たすくさんは「見た時にあまりにも巨大なシャッターだったので何かに使えないかと」思ったのだといいます。

行き着いたのが、ドライブインシアター方式で大型のシャッターをスクリーンにしようというアイデア。

縦17メートル、横は30メートルの巨大スクリーンで実現する、一夜限りの「宇宙の映画館」です。
　
きっかけは、あるイベントを訪れた地元の小学生の一言。

「私、映画館で映画を見たことがない」といったその言葉を聞いて、吉田さんは「約束」をしました。

「おじさんが日本で一番大きな映画館を作ってみせるから」

日本最大級の映画館で上映するのは、トム・ハンクス主演の映画「アポロ13」。

月面探査船アポロ13号爆発事故の実話を基にしたスリリングな人間ドラマです。

宇宙をきっかけにした新たな観光で、大樹町の魅力をもっと感じてほしい。

特別な「宇宙の映画館」の全貌は、
満天の星の下で…一夜限りの「宇宙の映画館」が実現！約束をしたあの少女は【北海道・大樹町】でたっぷりお伝えしています。

文：Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時（2023年12月）の情報に基づきます。