2023.12.02

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路上で “植木鉢”になりきっている男性に突撃取材をしてみたら「大切なこと」が見えてきた【海と人生⑤】

kusataro流・人生に悩んでいる人のアドバイス

私:人生で悩んだ時はどうしていますか?

Kusataroさん:自然とか海とか見るのがいいと思います!あとは、人に相談することだね!

海の見える町で、葉に身を包み、こう語るKusataroさん。妙な説得力があってクスッと笑ってしまった。

私:実はいま、ちょっと人生に悩んでいて……。なにかアドバイスを頂けたりしますか?

Kusataroさん:ん〜、周りに流されないことが大切かな。自分が正しいと思ったことをやったらいい。失敗しても、時間が経てば何とかなる。結局、どうにでもなるもんよ!自分を信じるんだ!

そういった彼の表情は、やはり葉にまみれて見えなかった。
でも、とてもいい笑顔をしていたように思う。

はじめは陽気なお兄さんという印象だったが、話を聞いてみると、自分をしっかりと持ち、人を楽しませることが好きで、大きな夢を持った人だった。
こんなにも、自分の心に素直にいられる人生って、なんだかいいな。

もし今後、心が挫けてしまいそうなときがあったら、また彼を思い出そうと思った。

「頑張れよ!」

姿が遠くなるまで、エールとともに手を振り続けてくれた。

CASE2「小樽運河の美しい絵を描く、77歳の男性」の人生観

Kusataroさんの声援を背中に受けながら、さよならをした。

次の取材相手を見つけるべく、反対方向をてくてくと歩いていると、ゆったりと絵を描いているおじいさんを見つけた。

通行人たちも、おじいさんの絵を前に立ち止まっている。

近くに行き、絵を覗いてみると、繊細なタッチで描かれた「小樽運河」があった。

こんな素敵な絵を描く人は、一体どんな人生を送ってきたのだろうか。

これは……話しかけずにはいられない!

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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