2022.07.29
暮らすお子さんが小学生にもなると、そろそろ自分で片付けをしてほしいお年頃ですよね。
「大きくなれば自然に片付けができるようになる」と思っている方もいるかもしれませんが、やり方を教えてあげることが、大切です。
そのために子どもが自分で片付けられる仕組みを作ることが大切です。今日はお部屋の片付けをお子さんに任せるための3つのSTEPをご紹介します。
管理するモノ(=片付けるモノ)が多いと整理は難しいもの。おもちゃに文房具など、使っている量が多ければ、その分散らかる量も多くなります。大人でも大量のモノを目の前にすると嫌になりますよね。
あまり使ってないモノや予備などは別の場所に置いておくといいでしょう。
おもちゃは明らかに遊ばないなら手放し、とっておきたいモノなら普段目に入らない場所によせてしまうのも手です!
「片付けて!」と言っても、目の前の落ちているおもちゃしか拾わないお子さんもいます。
でも、この行動はその子にとってのお片付けなのです。自分では一生懸命片付けたつもりなのに、横から「そんなの片づけじゃないよ!」と言われては悲しくなるかもしれません。
片づけのやる気を奪わないようにするためにも、「ここまで片付けたら終わり!」というゴールを決めてみましょう。お子さんと一緒に話をして、お互いの妥協点を見つけていくことを試してみてくださいね。
親としてはお部屋が汚くなった“今”片付けてほしいと思いますが、大人も料理している途中に子どもに「遊んで」と言われても応えられませんよね。
子どもも同じです。今違うことをしているのに、親に「片付けなさい」と言われても「あとでやる」になるのは仕方ありません。
そうならないためにも、片付けする時間を決めましょう! 時間を決めるときに重要なのはお子さんと一緒に決めること。自分で決めないと納得できず、親にやらされている感が出てしまいます。
夕食前がいいのか、夕食後がいいのか。お風呂に入る前がいいのか、寝る前がいいのか。一度決めた時間までにできなくても、話をして時間を変える行動をとることがとても大事です。
よくある「今やろうと思ってたのに!」を話し合いで解決していけるといいですね。
そのときの気分や疲れ具合で片付けを完璧にできないことはよくあります。「平日はここまで片付ける。週末はここまで!」と臨機応変に対応するのも大事ですね。
もちろん片付け方を教えたからといって、すぐにできないのは仕方がないこと。続けるうちに少しずつ身についてくるはずなので、その子にあった量や片付け時間を、トライ&エラーしながらいろいろ試してみてくださいね。
文:佐藤ゆきこ(整理収納アドバイザー)
HP:アレーズルームy
【画像】メロディー、yoshan、kimtoru、polkadot / PIXTA(ピクスタ)
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