子どもが使ったモノの片づけ、ママの担当になっていませんか? 今回は「子どもが片づけてくれない!」とお悩みのママに知ってほしい、片づけの仕組み作りについてご紹介します。
子どもが片づけをしない場合、必ず何か原因があります。人によって理由は様々ですが、ありがちなのは 「どこに戻せばいいのかわからない」「面倒臭い」 といった理由です。
どんなモノにも家(定位置)があります。それがきちんと決まっていないと、どこに戻せばいいかわからず片づきません。また、子どもは基本的に面倒臭がり屋。たとえ定位置を決めたとしても、子どもにとって「面倒」と感じる場所や方法では、片づけが習慣化しないのです。
それではここから、収納場所と収納方法に分けて、具体的な片づけの仕組み作りについて解説していきます。
(1)最短距離&動線上に定位置を
モノの定位置は使う場所の近くに設定すること。また、家の中で子どもがよく使う場所・通る場所(動線)に収納を設けると、わざわざあちこち移動せずに済み、片づけの参加率が上がります。
(2)戻す場所を明確に
「ここに戻して!」と口で言うだけでは、なかなか定着しません。収納するモノの形にくり抜いたシールを貼るなど、視覚的に理解できる工夫をすると効果的です。
(3)高さに注意して
使い手の身長や体格などによって、ベストな収納場所は異なります。子どものモノの収納を考えるときには、実際に子どもの目線に立って、扱いやすい高さに設定してくださいね。
(1)分類はざっくりと
収納するモノの分類は細かすぎないのがベター。子どもが自分で片づけることを優先するなら、分類はざっくりと大まかに設定することをおすすめします。
(2)中身がわかりやすくなる工夫を
中に何が入っているのかがパッと見てわかるということも、自主的な片づけを促すのに大事な要素です。子どもの年齢に合わせて、写真や文字、イラストなどラベリングを工夫します。児童館や支援センターの収納を真似してみるのもおすすめです。
(3)ワンアクションを目指そう
いかに簡単に片づけられるかが、子どもの片づけにおける肝! あれこれ工程を踏まずに、ワンアクションで片づくよう、収納容器は蓋なしを選ぶなどの工夫をします。
子どもが自主的に片づけをするために、仕組み作りはとても大事。日頃の子どもの様子をよく観察し、子ども目線で収納場所・収納方法を考えることが成功の鍵です。お子さまと相談しながら一緒に取り組めるとなおいいですね。
文:はせがわあかね(整理収納アドバイザー)
ブログ:~暮らしのヒラメキ~
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