見た目が悪く、これまで捨てられていた野菜たちも、シェフの腕にかかれば大変身!
札幌のホテルでSDGsな朝食ビュッフェが始まりました。
「もったいない」から生まれた、 環境にも野菜にも優しい
ちょっと豪華な朝食メニューです。
やってきたのは札幌駅のすぐ近く、京王プレリアホテル。
朝食ビュッフェのメニューに今月から登場したのがこちら。
「海と畑のひと皿」というメニュー。
カラフルで見た目も楽しい、この料理に使われている野菜はすべて“規格外品”
つまり、市場には出回らず、 これまで捨てられていた野菜たちです。
京王プレリアホテルに野菜を提供しているのが、石狩の宮北農園。
宮北農園では、年間およそ2万本のとうもろこしを生産するうち、
1500本から2000本が鳥につつかれるなどして、
味には問題がないのに、 見た目が悪い“規格外品”になってしまいます。
宮北さん「規格外が、出るときは3~4割くらい出るときもある」
「ふつうは捨ててしまうけれど、それを別の形に変えて、 しかも消費者においしく食べてもらえるのはすごくいいこと」
生産者の宮北さんも喜んでいます。
先端が黒くなってしまったトウモロコシは、野菜の風味あふれるピューレに。
このように割れてしまった完熟トマト・・・
甘みたっぷりのトマトはざく切りにして贅沢なソースへ!
お次は、ゴボウと鶏肉のハンバーグ。 ゴボウの器に入ったソースをかけていただきます!
野菜の魅力を存分に楽しめる一品です。
成田料理長「規格がちょっと外れただけで捨てられるなんてもったいない」
「(規格外品は)見た目だけの差であって美味しさは何も変わらない。
見た目は私達のいろいろな料理のテクニックを使って、どうとでもなる」
宮北農園直売所の野菜をたまたま食べ、その味にほれ込んだという成田料理長。
プロの技で、捨てられていた野菜を生まれ変わらせます!
この朝食ビュッフェは、一日20人限定で宿泊していない人でも食べられます。
電話での事前予約がおすすめ。
このメニューは10月末までの予定です。
※掲載の内容は番組放送時(2021年9月21日)の情報に基づきます。
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