2021.10.03

暮らす

子どもの思い出の品、どうしてる?大切に残すために知っておきたい整理収納思考

皆さんはどんどん増える子どもの作品をどうしていますか?

「大切にしなくちゃ」と捨てずに取っている方も多いと思いますが、いつの間にかホコリがかぶっていたり、無造作に置かれて何かの下敷きになっていたり、「邪魔だなー」って思ってしまったり……。「大切にするために取っておいたはずなのに!」と矛盾を感じ、困っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、思い出の作品を捨てられないけれどスッキリ片付けたい……そんな方にやってみてほしいことをお伝えします。

大切に残すために考えるべきこと

子どもの作品は幼稚園や保育園、小学校と進むにつれて毎年増えていきます。おうちの収納には限りがあり、スペースを決めないと日々の暮らしが窮屈に。そのため残したくても全部は残しておけないのが現状ですよね。

もしも捨てられないからと全部を残していたら、あっという間にクローゼットの中やお部屋が思い出の作品でいっぱいになってしまいます。どこに入っているかわからず探せない状態や、ホコリをかぶっていたり原型をとどめていなかったりする状態は、残念ながら大切にしているとは言えません。それに見たいときに探せないのは、もはや存在しないのと一緒です……。

つまり、大切なモノならば大切に残さないと意味がありません。そのためには、“誰が”、“どこに”、“どうやって”残したいのかを考えることが重要です。

「誰が残したいのか」

子どもが残したいのか、親が残したいのか。それを明確にしてみてくださいね。

子どもに判断をまかせると意外とあっさり手放せます。でも親のほうが思い入れがあり、処分するのをやめさせたくなることもありますよね。

そんなときは子どもの「捨ててもいい」という言葉を尊重して、“親の思い出”として取っておくのがおすすめです。家族それぞれに思い出ボックスがあるといいですよ!

「どこに残すのか」

思い出の品をしまう場所を決めます。長期間保存するモノは大きめの収納ボックスにしまい、クローゼットや押入れの中に入れておく方が多いはず。

あわせてリビングの近くに、一時保管できるようなファイルボックスや専用の引き出しがあると片付けやすくなります。日常で出てくる機会のある作品は、サッとすぐにしまえる場所に収納があると、置きっぱなしにしてしまうのを防げます。

「どうやって残すのか」

残し方にはいろいろあります。たとえば収納できるスペースに合わせたサイズの収納ボックスにしまったり、画像や映像としてCDやDVDにしたり、プリントして作品アルバムとして残したり……といった方法です。

また棚や壁の一部を、作品を飾るギャラリーにする方法もオススメです。この場合「あちこちどこに飾ってもよし!」とすると雑然としてしまうので、飾る範囲を決めることが大切です。

まとめ

このように、“誰が”、“どこに”、“どうやって”残すかを決めることが、子どもの作品の片付けにあたっては重要です。長期休みに入るときや新年度が始まる前など、時間を作って親子で見直していくことで、大切な思い出をきれいに残していけます。

思い出のモノを大切にするのも素敵なことですが、今の暮らしに目を向けてみて矛盾を感じることがあったら、ぜひ今回ご紹介した3つのポイントを考えてみてくださいね。

筆者自身は子ども3人分の絵が特に捨てられませんが、少しずつ作業をしています。増えると大変ですから、新学年の前には時間を作って向き合えるといいですね。

思い出よりも今この瞬間を大切に。一緒にがんばりましょう。

文:てらだあさこ(整理収納アドバイザー)
ブログ:整理収納でおうちがもっとすきになる
Instagram:@mottosukininaru.seiri.kataduke

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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