2024.04.24

深める

部下に注意をしたり、人に怒ったりするのが苦手……どうしたらいい?【お悩み#60】

以前に「喧嘩の仕方がわからない」というお悩みをもらったときにも書いたんだけれどさ。「アンガーマネジメント」って語彙が一般的になりつつあり、適切で安全な指導法みたいなものが共有されつつある一方で、どうしても関係性を深めていくためには、思い切ってドシンと相手にぶつかっていくことがやっぱり大事だったりもするじゃない?

でも衝突が起きるってことはさ、そこには少ないとは言えないレベルのエネルギーが必要となってしまうわけで……。
しかも上司と部下という、そもそもパワーバランスとして不均衡な土台に立ちながら、ハラスメントにならないように注意しつつ、スタッフと向き合い育てていくというのは、本当に高度で難しいことなのよ。
大変よねぇ。

しかもどうやらよーぐるとさんは、平素より心根が大層柔らかな方。
もっと言ってしまうと「傷つける」というリスクを、他人に対しても自分に対しても回避したいタイプみたい。
そうなると日常はもちろん、仕事で必要な指示をズバッと出さなければならない場面ではなおさら、無意識なブレーキというか躊躇というかが発生して、あなたの邪魔をしてしまいそうね。心理学で言う「防衛機制」ってやつかしら。

しっかしさぁ、そもそも怒ったり強めの指導をしたりっていうのを好きでやろうとする人って、本来そうそういないと思うのよ。
明鏡止水、虚心平気で毎日いられるなら、誰しもがそうしたいはず。

あたしもカウンターに立っている時は、あえて厳しいと思われてしまうであろう態度をスタッフに取ることがあるけれど、それも「ここで明確な意思表示をしないと、今後の営業に響くな」とひとつ腹をくくってのこと。
できることなら和気藹々、お酒飲みながらみんなと一緒に、ひたすらニコニコぼーーーっとしてたいもん(いや仕事中はぼーっとすな!←)。

とはいえ、そうもいかない世の中です。
「ダメなものはダメ」「違うものは違う」と、直接言葉にするか間接的に感じ取ってもらうか、その手法は様々あれど、何かを共にする人たちには(仕事仲間は特にそうよね)どうしてもきちんと想いや考えを伝えないと、動くものも動いていかないんだよね。
大変よねぇ(本日2度目)。

よーぐるとさんの気質というかその優しさは、個人的にはとっても素敵だなぁと思いつつ。
ガッと出るとき出なきゃなんともならないという、社会の面倒臭さというのも同時に考えると、「人に上手に伝える方法があれば知りたいです」というお手紙の最後の文章が、あたしにはすごく切実なものに響くのでした。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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