2021.08.10

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十勝のビールに乾杯「帯広ビールを楽しもう!」

「帯広ビール」は、帯広ビールの醸造所で造られたクラフトビールの総称。そのビールを生み出す十河さんから、バリエーションや楽しみ方を教えてもらった。

ブナチップをいぶした麦芽を使った〈スモーキーエクスプレス〉、爽やかなリンゴの香りがする〈ハリー・キャラハン〉、軽やかな飲み口の黒ビール〈クロウト〉など、この日は6種を販売。各550ml、880円。料理との組み合わせなど、ビール談議も楽しい。

十勝の水と十勝産大麦の麦芽を使った帯広ビールは現在、13種。黄、オレンジ、黒…と色や味わいもさまざまで、グラスに注ぐだけで心が躍る。〈トムとエレンの休日〉〈ハリー・キャラハン〉など、映画好きな十河さんがつけたネーミングもユニーク。年間約2万リットルを生産し、各町と連携したビールも含まれる。

ラインアップが多いだけに、フレンチやイタリアン、焼き肉などさまざまな料理と相性がいい。「最初の1杯はビール!」もいいが、「どんどん種類を変えながら楽しんで」と薦める十河さん。個性豊かなビールなら、乾杯から締めの皿まで、よき相棒になってくれる。

ひっそりとたたずむランチョ・エルパソ横の醸造所

十勝で常時扱うのは13の飲食店。帯広市内の「ランチョ・エルパソ」もそのひとつで、取材日は、昨年2月に発表された〈西18丁目のサニー〉を楽しむことができた。十勝産の六条麦芽を使った心地よい酸味が特徴で、ソーセージといった肉のおいしさを引き立ててくれる。何より、十勝由来の原料を使っている点が、のど越し以上に気持ちいい。

昨年末からは帯広の藤丸の地下で、曜日限定でテイクアウト販売も始まった。数種類から選べて試飲も可。まずは気軽に立ち寄ってみよう。

藤丸地下で金曜16時~18時に販売しているテイクアウトは、充填(てん)機を使ってその場で新鮮なビールを詰めている。コロナ禍でなければ、持ち込みのペットボトルで環境に配慮したいそう

取材協力
帯広ビール 帯広市西16条南6丁目13-20 Tel:0155・36・8820
ランチョ・エルパソ 帯広市西16条南6丁目13-20 Tel:0155・34・3418
藤丸 帯広市西2条南8丁目1 Tel:0155・24・2101

★十勝で帯広ビールが飲める店
平和園全店(本店、東銀座店、緑ヶ丘店、大成店、士幌店、札内店)、米風、ドマーニ食堂、しらかば茶寮、鞘、こてつ、HOTEL NUPUKA、ランチョ・エルパソ
※帯広ビールのクラフトビールは発泡酒です

※フリーマガジン「Chai」2021年7月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。

Chaiでじ

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