2021.07.21

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お寺と映画を身近に「お寺シネマvol.1」が今週末開催!

お寺の本堂で映画を鑑賞するイベント「お寺シネマ」が7月24日(土)札幌市北区麻生の覚王寺で開催されます。名前からちょっと気になるこのイベント、企画・運営するのは札幌の自主上映グループ「キノマド」。

会場となるのは地域に開かれたお寺を目指す麻生・覚王寺。

本堂で映画鑑賞した後には住職による仏教視点で見た作品の法話(解説)もあるんだとか。「社会派な映画を観て頂くきっかけとして、以前から気になっていたお寺という場所で開催することになりました。映画の内容を踏まえた法話と、地域のこども食堂への寄付の試みもありますので、ぜひ沢山の人にご参加頂きたいです。」と話す「キノマド」代表の田口亮さん。

SDGsや社会問題に向き合う傑作を上映

そんな想いで始まるお寺シネマ。上映作品は持続可能な開発目標・SDGsに関連したちょっと社会派な傑作をセレクトしています。第1回目の上映作品は『わたしは、ダニエル・ブレイク』。
SDGs目標①貧困をなくそう、③すべての人に健康と福祉をに関係するテーマです。

© Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve, British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016

<ストーリー>
イギリス北東部ニューカッスル。59歳の大工職人ダニエルは心臓病を患うが、複雑な制度に阻まれて国の援助を受けられず途方に暮れる。そんな時、彼は幼い2人の子供を抱えたシングルマザーのケイティと出会い・・・
社会の片隅で必死に生きようとする主人公が社会に振り回されながらも、人との結び付きを通して前進しようとする姿を描く直球のヒューマンシネマです。

イギリスの貧困と格差の問題は日本の状況と非常に似ていて、今もなお解消されない社会問題です。他人事ではないまさに今を生きる私たちに起きている現実をリアリティに描き出しています。

この作品、カンヌ映画祭をはじめ世界の名だたる映画賞を受けてきたイギリスの巨匠、ケン・ローチ監督が引退を撤回してまで伝えたかったメッセージを込めた渾身の一作。弱者に寄り添い映画を撮り続けたローチ監督の2度目のカンヌ映画祭パルムドール(最高賞)受賞作品です。

売上げの一部でこども食堂を支援

「お寺シネマ」のチケットの売上げは参加人数に応じて一部を麻生のこどもたちの居場所として、こども食堂やこどもの学習支援を行う『麻生キッチン りあん』に寄付され活用されます。

イベント詳細

お寺シネマvol.1
上映作品:「わたしは、ダニエル・ブレイク」
開催日:2021年7月24日(土)
上映時間:①14:00~(受付13:40~)※完売 ②17:00~(受付16:40~)各回定員40名
場所:麻生 覚王寺
チケット販売はパスマーケットにて。1人/料金1,600円

【主催】キノマド 【協力】覚王寺、あさぶ商店街、麻生キッチンりあん

この連休、予定があいているというあなた、お寺と映画をより身近に感じられる、ちょっと非日常な体験をしてみては?

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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