今年の連休は晴れて夏のような暑さも？北海道のお天気情報を解説【気象予報士コラム】

「天気を味方にすると、暮らしはもっと快適になる！」をテーマに、毎日の生活に役立つお天気情報の”見方”を気象予報士がお伝えします。

北海道の今年の大型連休は、3日おきのペースで天気が変わりますが、大きく荒れることはないでしょう。そして気温は高めで、夏のような暑さの日もありそうです。お出かけにオススメの日、サクラの見ごろ、外出の際の注意点などをお伝えします。

行楽日和＆汗ばむ陽気が多くなる予想です。

ここ数日の北海道はヒンヤリした空気が戻って、記録的に早く北上していたサクラ前線もペースダウンしています。

ただ、連休中は再び季節が大きく前進し、道北や道東方面でも記録的に早くサクラが見ごろを迎えそうです。お出かけの計画を立てている方も多いと思いますが、道内の今年の連休は「天気はまずまず 気温は高め こいのぼりは元気に泳ぐ」です。

4月28日（金）11時時点の予報現在の最新の予報をお伝えします。

【連休前半】　変わりやすい天気・強風注意　4/29（土）～5/1（月）　
29日は曇り空ですが、日中は天気の大きな崩れはないでしょう。夜はしだいに風が強まり、日本海側や太平洋側で雨が降り出します。
30日は低気圧や前線の影響で、午前を中心に雨や風が強まります。午後は西から晴れますが、風の強い状態が続くでしょう。
道北やオホーツク海側でもサクラが見ごろのところが多くなります。お花見は天気の変化と強い風に気をつけて下さい。
1日は日ざしの出るところが多いですが、道北や内陸を中心に所々でにわか雨がありそうです。通勤通学など外出には、念のため雨具をお持ちください。

【連休中盤】　晴れて夏の暑さ！？　5/2（火）～5/4（木）
高気圧に覆われ、南から暖かい空気が流れ込みます。広く晴れて、畑仕事など屋外の作業もはかどりそうです。そして、気温が上がることもポイントです。特に3日と4日は内陸で20度を超え、夏のような汗ばむ陽気になるでしょう。日中は半袖で過ごせそうですが、朝晩との気温差が大きくなります。

4日は、稚内や釧路など道北や道東の海岸部でもサクラが開花するでしょう。シバザクラやチューリップなど花のイベントにお出かけするにもよい日和となりそうです。

【連休後半】　曇り空でも鯉のぼりは元気！　5/5（金）～5/7（日）
高気圧は東に離れ、湿った空気が流れ込みます。日ざしは少ないですが、広く天気が崩れることはないでしょう。風はやや強く、鯉のぼりは元気に泳ぎそうです。

お出かけの際の注意点

連休中は、前半はぐずつきますが、その後は大きな崩れはないでしょう。風の強まる日が多くなるため、屋外での作業やレジャーでは物が飛ばされないように気をつけて下さい。車の運転はハンドル操作にも注意が必要です。

北海道でも紫外線が強まっていて、札幌などではシラカバ花粉も飛び始めています。晴れる日のお出かけは対策を忘れないようにして下さい。
気温変化が大きい時季です。外に出る時間が長くなる場合は、重ね着でうまく服装調節をするのがおすすめです。

直前になって予報が大きく変わることもあるので、 最新の天気予報のチェックも忘れずに！皆さん、よい連休をお過ごしください。

＜参考＞サクラ開花予想は「日本気象協会（4月27日）」発表

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＜PROFILE＞

文・イラスト： HBCウェザーセンター 気象予報士　児玉晃

「今日ドキッ！」の番組内でも独特（？）なイラストを使って天気をお伝えしています。HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設！予報士のゆる～い日常も見られますよ。