床のあちこちに散乱するおもちゃや、すぐにモノを散らかす子どもにイライラ……。気づけばいつも頭に"ツノ"が生えていませんか? そこで今回は、なかなか片づかない部屋にお困りの方に知ってほしい、子育て中の片づけのポイント3つをお伝えします!
何度言っても片づけてくれない……そんなときは思わず「片づけなさい!」と怒鳴ってしまいそうになりますよね。
でも、ちょっとだけ心を落ちつかせて。冷静になって、片づけられない理由が何なのかを探ってみましょう。
戻す場所が遠くて面倒くさいとか、またすぐに使うから出しておきたいとか、子どもの行動には子どもなりの理由があります。自分の気持ちを言葉で説明できる年齢なら、直接本人に聞いてみるのもオススメです。ただし決して否定はせず、アンケートをとるような姿勢で。
片づけられない理由は、子どもの性格というより外的な要因であることが多くあります。何が原因なのかがわかったら、しっかりと対策をしましょう。
子どもはとても素直。面倒くさいことには見向きもしないし、楽しいことは飽きずに何度も繰り返しますよね。片づけも「なんか楽しい」「なんか心地よい」と感じられたら、少しずつ自発的にできるようになります。
片づけが心地よいと実感するためには、声かけが重要! 褒める場合には「片づけができて偉いね」よりも、「片づけたら部屋が広く感じるね」「気持ちがスッキリしたね」というように、目の前の事実と、子どもの中にある快の感情に共感するような内容がオススメです。
大人でも行動を習慣化するのはなかなか難しいもの。子どもの片づけにおいても、習慣化されるにはある程度時間が必要です。子どもの成長を見守る気持ちで、焦らず根気よく関わっていくことが重要になります。
また、片づけのゴールは甘めに設定しましょう。キレイに並んでいなくても、このエリアにあればOK! そのくらいゆるくても大丈夫です。小さな成功体験が日々の片づけに繋がっていきますよ!
子育て中の片づけで大事なのは、子ども目線で片づけの仕組みを作ること、声かけを工夫すること、そして最初から完璧を求めず根気よく関わっていくこと。関わり方で子どもの行動は変わっていきます。“できないこと”より“できたこと”に目を向けながら、気負わずに取り組んでいきましょう!
文:はせがわあかね(整理収納アドバイザー)
ブログ:~暮らしのヒラメキ~
Instagram:@kurashinohirameki
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