北海道には、北海道にしかいない「かわいい」動物たちがたくさんいます。動物たちの自然な姿に癒されるとともに、動物たちが暮らす環境に思いを馳せてみませんか?「北海道3大かわいい動物プロジェクト」に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2023年3月6日〜10日ピックアップ分)

天然のアイスキャンディー見つけたよ!

撮影:@hiro_hokkaidou さん

おそらくカエデなどの樹液のツララなのではないでしょうか。夜がマイナス、昼はプラスの気温が続くこの時期は、カエデの木などから樹液がしたたり、そこに小鳥たちが集まります。なかでもシマエナガは、この樹液が大好きで、木の近くで待っていると、次々とやって来るので、SDカードがいくらあってもたりないくらいです。
ただこの一枚のような、美しい樹液ツララに出会うのはなかなかありません。気温がプラスになると、すぐに落ちてしまうので。一度、落ちたツララをなめてみたことがありますが、甘さはごくごくほんのりしたものでした。

エゾモモンガたちも〝恋の季節〟へ!

撮影:@ke_camera さん

エゾモモンガたちも、もうまもなく恋の季節です。メスが入っている巣穴にオスがやって来て、メスを誘うのですが、そこに「ちょっと待った!」とばかりに別のオスが参戦。
多いときには、3匹くらいのオスが、1匹のメスをめぐって争います。手や足や、ときには鼻などをかみつかれて、血を流すほどの激しさで、その争いに勝利したオスはメスとペアになり、負けたオスは、また違うメスをさがすことになります。ちょっと前まで、ひとつの巣穴に集まって、みんなで仲良く暮らしていたのにねー。

いつの間にか頭に…〝トホホ〟な気分?

撮影:@___satophoto さん

エゾフクロウの頭の上に、すっぽりと雪が積もってしまいました。「いつの間にか、こんなになっちゃったよー、トホホ」とでも言いたげな表情ですね。
なのに日が暮れたら、優秀なハンターに変身するのですから、不思議な感じです。ごく最近ですが、プレゼントと思われる獲物を足につかんだまま、木にとまって、彼女が現れるのを待っているエゾフクロウを見ました。フクロウも恋の季節ですねー。

オスも〝子育て〟する動物って?

撮影:@_chiaki_photo さん

雪の美しさと、キタキツネのキリリと結んだ口もとが凛々しくて、選ばせていただきました。まだ、若い子なのでしょうか?キタキツネは、はや恋の季節を終え、子どもをどこで産み、育てるかの場所選びをしている頃。この写真の子は、もしかしたら、初めて〝親〟になるのかもしれませんね。キタキツネは、オスも育児に参加します。40年くらい前になりますが、キツネの大先生に「北海道のほ乳類で、オスも子育てに参加するのは、キツネとタヌキとニンゲンだけだよ」って言われたのを覚えています。

新しいおうちを、探してます!

撮影:@ma.me.mochiko さん

とってもかわいい、シマエナガのお写真ですねー。カメラ目線も、バッチリ!札幌周辺では、雪どけが急速に進んでいて、森ではシマエナガが巣作りを始めました。
シマエナガの巣作りは、ほかの小鳥などと比べて、1か月くらい早いのです。苔やクモの糸や、鳥の羽、動物の毛などを使って、ニット帽のような、伸び縮みする巣を作ります。大変な苦労をして巣を作っても、その7〜8割がカラスに見つかって壊されてしまいます。まあ、カラスも子育て中で、エサ探しに必死なので、こればかりは見守るしかありません。

文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa

インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトでは、フォローしていただいた方に、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、インスタグラムで配信しています。

「北海道3大かわいい動物」プロジェクト

インスタグラム:北海道3大かわいい動物プロジェクトでは、北海道の動物たちのかわいい写真を、月〜金曜日の毎日、きょうの1枚として配信しています。

https://www.instagram.com/hokkaido_3dai_kawaii/?hl=ja

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