2022.11.26
SitakkeTV旭川市の中心部から車で約40分。小高い山に囲まれた、自然豊かなまち・江丹別町。
北海道の中でも、毎年のように「寒さ」がニュースになるまちですが、ことし6月、心あたたまる場所ができました。
澄んだ青空の下にある、ちいさな一軒家。「CAFE&SHEEP」(カフェアンドシープ)です。
近くには、店名のとおりの、「癒やし」をくれる存在がいます。
ヒツジの「えー太」です。ことし2月に生まれたばかり。
朝、店主の細川紗輝(ほそかわ・さき)さんがやってくると、「メ〜!」と猛アピール。一緒におさんぽするのが日課です。
カフェのすぐそばにある森で、大自然を見晴らします。
ベンチで一休み。えー太は、細川さんのひざにあごを乗せて、一休み…。
ほほをなでられると、しっぽを振ります。
「犬みたい」と評判の、愛される看板ヒツジです。
カフェの看板メニューは、寒いまちには嬉しいカレーです。スパイスのうまみと一緒に広がる、深い甘みが特徴です。
そのおいしさの秘訣がヒツジ。くさみは全くありません。
ただ具材として肉を入れるのではなく、通常の出荷では余りがちな、骨まわりの「骨肉」を仕入れ、“だし”をとっています。
細川さんは、「ヒツジの脂の甘みがふわーっと出るので、なかなか家では出せない味。リピーターになってくれる方も多いです」と話します。
管理栄養士の資格を持つ、細川さん。野菜を使った付け合わせを、約8種類つけるのもこだわりです。
なすの素揚げに、さつまいもの甘煮、ニンジンのごま油ナムル…ひとつひとつ味わって食べたくなるおいしさ。
何度食べても飽きないように、毎日付け合わせのラインナップを変えているといいます。
食を支えてくれるヒツジ。
えー太は、癒やしもくれます。
ただ、細川さんは、ヒツジのすごさは、まだまだあると話します。「ただかわいいというよりは、『ヒツジさんすごい』というリスペクトの気持ちが強いですね」
そもそも、どうしてヒツジに注目したのか?ヒツジに託す夢とは?
細川さんのストーリーは、こちらの記事でご覧ください。
⇒ヒツジの”えー太”と暮らす、24歳。ヒツジに託す夢【旭川・江丹別町/カフェアンドシープ】
えー太と細川さんの、おさんぽ動画は、こちらの記事でご覧ください。…癒されます。
⇒【癒し写真12枚】ヒツジの“えー太”と、朝のおさんぽ。北海道・江丹別町
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「CAFE&SHEEP」(カフェアンドシープ)
旭川市江丹別町拓北111
営業時間:午前11時~午後4時
定休日:月・火
インスタグラム:cafe_andsheep
※えー太は、雪の季節は”実家に帰省”中です。営業日等の最新情報はインスタグラム等でご確認ください。
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