2022.11.08

暮らす

これで冬を乗り越えた!北海道・大樹町民のとっておき防寒具セレクション

北海道・十勝地方南部に位置する大樹町。この 連載では、宇宙のまちづくり、観光、移住、日々の暮らしのことなどを綴っている『宇宙のまち大樹町公式note』より、選りすぐりの記事をお届けします。

こんにちは!大樹町の移住コーディネーターの岡山ひろみです。

昨年、『宇宙のまち大樹町公式note』で大樹町の冬は寒いという記事を書きましたが、特に1月・2月がとても寒いのです。気象庁のホームページで大樹町の平均気温を調べてみました。1991年から2020年の間の平均値は、1月の日最高気温がマイナス1.8度、日最低気温がマイナス16.8度。2月の日最高気温がマイナス1度で、日最低気温がマイナス16.8度。(余談ですが…過去45年間のうちで最も最低気温が低かった日は、2019年2月9日のマイナス29.8度でした…)

こんなに寒い日々を乗り切るために、町民それぞれにとっておきの防寒具があるに違いない!と思い、今回は大樹町の方々にどんな寒さ対策をしているのか聞いてみました!

1.IST干場康行さんの「フェイスマスク一体型インナー」

まずは、大樹町でロケットを開発・製造している、インターステラテクノロジズ株式会社の干場康行さんに伺いました!干場さんおすすめの防寒グッズは、頭頂部、耳、頬、鼻の頭、首、そして胴体を寒さから守る、目出し帽と下着が一体になった衣類です!

▲裏起毛でとても暖かそうでした。

大樹町のロケット打ち上げ場は海岸沿いにあるため、風が強く厳しい寒さです。そんな中で何時間も作業をするのですから、頭から体まで守れるこの一着があれば安心ですね!干場さん曰く「どこで買ったかも、商品名も分からない」とのことでしたが、作業服が売られているような店舗で購入できるようです。

余談ですが、真冬に目出し帽をかぶって散歩されている方をちらほら見かけます。フード付きコートでも、寒さから顔面は守れませんもんね…!

2.畜産農家 姉﨑さんの「防寒つなぎ」

大樹町で畜産農業を営む姉﨑史奈さんには、防寒つなぎを紹介していただきました!

▲写真青が防寒つなぎ、赤が上下分かれた防寒作業着です。

牛のお世話をするときに着るつなぎの作業着にも、防寒仕様があるようです!中綿になっていて、暖かそう。近年、農作業着もデザイン性が高いものもたくさん出ているようですが、大樹町はとっても寒いため姉崎さんは機能重視。
「マイナス20度の中で外に出ると寒すぎて体が硬直しますが、体を動かす仕事なので終わる頃には汗をかくほど暖かくなります。防寒つなぎ様様です!」とコメントを頂きました!

3.町民ライター植松さんの「防寒テムレス」

大樹町町民ライターの植松萌子さんのとっておきの防寒具は、雪かきに大活躍の「防寒テムレス」です!

防水防寒軍手…というより、すごいゴム手袋と形容するのがわかりやすいでしょうか。外の素材はポリウレタン製で水を弾きますし、中の素材はボアタイプの裏起毛なので冷えることがありません!マイナス60度まで対応するのだとか…!
植松さんは雪かきのときに使用するようで、私の父も雪かきのときに使用しております。

4.ゲストライター岡山聡さんの「スノーブーツ」

昨年、『宇宙のまち大樹町公式note』に 大樹町でのリモートワークについて寄稿してくれた、ゲストライターの岡山聡さんのとっておきの防寒具は、スノーブーツ。聡さんのスノーブーツはDannerですが、THE NORTH FACEやSORELなど様々なブランドから発売されています。

中に綿が入っていて断熱性に優れていたり、靴底が厚く滑りにくかったりと、とにかく機能性バッチリなスノーブーツですが、「東京に住んでいたら絶対に買っていなかった」とのこと。確かに東京では1年中スニーカーが履けますが、大樹町の冬にスニーカーで過ごすと足が冷えきってしまいます。当たり前のように履いていましたが、絶対に必要なアイテムですよね!

5.大樹町役場職員 藤谷さんの「ハクキンカイロ」

次は、大樹町役場に勤める藤谷満伸さんに伺いました!藤谷さんは、真冬でもテントを張ってキャンプをするほどのキャンプ好き。今回は冬キャンプに必須なハクキンカイロを紹介してくれました。

ハクキンカイロは銀色の本体(写真中央)にベンジン(写真奥:ボトル状のもの)を入れ、それを触媒燃焼させることで発熱保温するもので、長く使い続けられる優れものです。ハクキンカイロのホームページによると、 「熱量(カロリー)は使い捨てカイロの約13倍」。ベンジンを入れると丸一日は持つそうで、キャンプにぴったりですよね!藤谷さん曰く「エコだし、壊れないし、見た目も含めてお気に入り」だそうです。

6.町民ライター岡山ひろみの「もちはだトレーナー」

最後に、私のとっておきは「もちはだトレーナー」です!

▲ヨレヨレ&毛玉だらけでお恥ずかしいです…。

特許も取得しているワシオ式起毛でふわっふわのぽっかぽか!マイナス20度の中、写真を撮りに行くときは、長袖Tシャツの上にもちはだトレーナーを着て、更にフリースを着て、ダウンジャケットを着ています。更に、もちはだタイツの上にもちはだパンツ、もちはだズボン、とユニクロの防風ズボンを履いています…おそらく、もちはだを作っているワシオ株式会社さんも、ここまで重ねて身につけているとは思ってもいないでしょう…。

いかがでしたか?これらを抑えれば、真冬の大樹町を初めて迎える方も乗り越えられるはずです!ぜひ参考にしてみてくださいね!(※2022年3月掲載時の情報に基づきます。)

文・岡山ひろみ(大樹町在住)

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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