2022.08.31

出かける

「ついつい”飲まさって”しまう!」スペシャルな風景と共に味わう、北海道産ワインの奥深さ【小樽・仁木編①】

今こそ知ってもらいたい「北海道のワイン」の魅力を、アルコール全般と地元・北海道をこよなく愛するライター・オサナイミカがお届けします。

今回のテーマは、小樽・仁木エリアで「ワイン」を巡る旅。コープトラベルが、星野リゾートとタッグを組んで生まれた『ぶどう畑でレストラン』というバスツアー企画があり、そのお披露目会となるメディアツアーに参加してきたようすを、前編・後編に分けてレポートします!

今回のメディアツアーは宿泊地である『OMO5(おもふぁいぶ)小樽By星野リゾート』集合からスタート!観光スポット「小樽運河」から歩いて徒歩8分と、好立地な場所にあります。

このホテルは、小樽商工会議所として使用されていた、小樽市指定の歴史的建造物をリノベーションし、今年の1月に開業したばかり。向かって左側が旧小樽商工会議所の建物になりますが、入口などは当時のデザインのまま残しているので、とても雰囲気があります。(ホテルの入口は、右手の建物になります)

ホテルのロビーに入り、まず目に飛び込んでくるのがこちらのマップ。
OMO5小樽はホテルだけでなく、ホテル周辺をはじめ、小樽の街全体を楽しんでもらいたいというコンセプトなので、ロビーには、周辺のオススメをまとめた手作りマップが掲示されています。

“OMOレンジャー”呼ばれている、小樽を知り尽くしたスタッフのオススメと言う事で、興味深い内容です。

地域を丸ごと盛り上げようという想いが伝わってきます。

OMO5小樽さんに入るのは今回が初。さっそく、館内を見学させていただきました。
こちらが今回のツアーで宿泊する“スーペリアルーム”のある南館の廊下。改装しているけど、重厚感があります。

扉の仕様がホテルと言うより、重役室のような雰囲気なのです。よくよく見ると、部屋番号がありません。

実は扉の手前の足元にひっそり刻まれていて、このデザインがまた、ホテルと言う事を忘れさせてくれるのです。

扉を開けてみると…やはり全体的に重厚感があり、落ち着く空間が広がっていました。

落ち着く最大の要因は、天井の高さがあること!この高さは、通常のホテルではなかなか見かけないと思います。さすがは旧商工会議所の建物をリノベーションしただけあります。

館内の階段は、そのままの形状を残しておりまして、1階から2階へは、実際に行きすることも可能。歴史を感じさせる大理石の手すりの感触がとても心地よく、つい立ち止まってします(笑)

ディナーは旧大会議室の空間で、スペイン料理×北海道ワインを堪能

宿泊する南館の3階にある“OMOカフェ&ダイニング”は、商工会議所として使用していた際に大会議室だった場所だそうです。“北のウォール街”と呼ばれていた時代を思わせてくれる豪華な会議室!食事を頂く前から感動してしまいました。

そこで味わうのは“スペイン料理”

なぜ、小樽でスペイン料理?と疑問に思ってしまったのですが、スペインは歴史的建造物を宿泊施設として使用する文化があり、海の幸を活かした料理が多いことから、小樽らしいスペイン料理を提供しようということになったそうです。
ちなみに写真はイメージで、タパスとよばれる小皿料理はビュッフェスタイルで、ご自身で盛り付けるスタイル。

皆さん、マスク越しでも顔がニヤニヤしているのが伝わってきますよ~(笑)

美味しそうな香りが漂っていますから、仕方ありませんよね。

お替りは自由ですので、まずは見た目も重視して盛り付けます!(←ビュッフェをより美味しくいただくには、キレイに盛り付けるのも重要なポイントです)

スペイン料理と言う事で、チャコリと呼ばれるスペインのワインもフリードリンクプランに入っており、まずはこちらで乾杯♪

ちゃんと、“エスカンシア”スタイルで注いでくださいました。

タパスって、いつも以上にワインが進むお料理なものですから、あっという間に2杯目へ(笑)
こちらは北海道ワインさんの“北海道ブラン”という白ワイン。チャコリに比べると爽やか&ジューシーで北海道らしさが感じられるワイン。これはまた、飲まさります(汗)

タパスを一通り食べ終えたころ、豚肉のソテーが運ばれてきました。
これは、次のワインに行きましょうか(笑)

北海道ワインさんのオレンジワイン“旅路”
旅路とは、小樽の塩谷と言う場所で見つかったと言われている小樽産のぶどうの品種で、元々は紅塩谷という名前だったそうです。
この程良いタンニン感が、豚肉によく合います。

そしてこちらが、まさにスペインと小樽の融合的な1皿、“ニシンのパエリア”です!

かなり存在感のあるニシンに、最初はどうだろうと恐る恐る食べてみたのですが、これがとってもイイ感じでまとまっていて、さらにお米のパラパラ感も含めて、“つまみになるパエリア”だったので、ワインを堪能したい人にとっても最高でした!(こうしてまた、ワインが進む)

デザートもビュッフェスタイルで、お好みのものを好きなだけ!

甘いものを食べると、ハードリカーが飲みたくなる、生粋の”のん兵衛”なものですから、つい別料金でウィスキーを追加してしまいました(笑)
明日の“ぶどう畑でレストラン”も控えているというのに、美味しいものを目の前にすると、まったく我慢できませんでした・・・

ホテルだけでなく、小樽の夜も堪能する

ディナーが終わっても21時前。これはもう少し飲みたい!ということで、OMOレンジャーさんもオススメしていた、“石と鉄”さんに行ってみることに。ホテルから歩いて5分くらいのご近所で、石蔵をリノベーションした飲食店です。

ちょうどテラス席が空いていたので、心地よい風を感じながら地元のワインをいただきました。
ちなみに左と真ん中のワインは、OMO5小樽の裏手にある、“オサワイナリー”さんの
もので、右は余市にあるリタファームさんのもの。何だかいつも以上に美味しく感じました。

OMO5小樽の朝食は、1日では食べきれない

昨晩もしっかり食べちゃったし、ランチのためにもお腹に余裕を持たせておかないと・・・と頭では考えていたのですが、朝食ビュッフェのラインナップが全部美味しそうで、お料理を見た瞬間にその考えが消えました(笑)

ここにも地元愛が!!

もちろん、“南樽盛り”にしていただきました。

朝から甘いものを食べたい私としては、この辺りも全種類いただきたいっ!!
が、一応、チュロスだけで我慢しておきました(笑)
出来る事なら2泊して、心置きなく朝食を制覇したいですっ

癒しの演出も旅の思い出に・・・

小樽と言えば昔からオルゴールのイメージがあります。
実はロビーに貸し出し用のオルゴールがあり、好きなものを部屋に持っていくことが出来るようになっています。

久し振りに聞くオルゴールの音色は、思っていた以上に心に響きました。

そして小樽と言えばガラス!ホテルの前の通りには、ガラスの風鈴が吊るされておりまして、風が吹くと「チリ~ン」と、鳴り響きます。
青空の下で、歴史的建造物を眺めながら風鈴の音に癒される・・・
これぞ、現地に行かなければ感じられない“旅の思い出” ですよね。

今回の「旅」に込めた想い

今回ご紹介するツアー『ぶどう畑でレストラン』を企画したコープトラベルさんは、2012年から、『畑でレストラン』という、生産者さんの畑で、その日だけのスペシャルなランチコースを味わう事が出来る食のイベントを開催しています。

近年どんどんレベルの上がっている北海道産のワインも、食事と一緒に楽しんでいただける内容にしたいということで、ぶどう畑でレストランを開催することになったそうです。

そして今回は、食とワインはもちろんのこと、風景や生産者の方々との交流も含め、“旅”として堪能してもらえるよう、1泊2日の行程となっています。

企画販売部の中島央敬(なかじま・ひさゆき)さんは、『コロナ禍で旅のスタイルも大きく変わり、少人数での旅行が増えています。また、よりスペシャルな旅を堪能したいという需要もあり、私たちが畑でレストランの10年で培ってきた、生産者と飲み手ををつなぐノウハウを生かした旅が、“ぶどう畑でレストラン” なのです』と、想いを語ってくれました。

その上で、地域とのつながりを大切にしている星野リゾートさんとタッグを組んで、今回のツアーが誕生したのです。

1泊2日のツアー。一日目にして、ココロも身体も大満足!
いよいよ明日は、バスに乗り込み、ワイナリーを巡る旅へ…出発!(後編へ続く)

関連リンク
コープトラベル
おいしい旅北海道
OMO5(おもふぁいぶ)小樽By星野リゾート

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文:オサナイミカ
Edit:nabe(Sitakke編集部)
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【ライター:オサナイミカ PROFILE】
札幌生まれ・札幌育ちの、アルコールをこよなく愛するアラフィフ、小学生の息子の母。 (株)リクルートが発行する情報誌生活情報サンロクマル(現Hot Pepper)の営業を経て、 2007年よりWEB情報サイトSapporo100milesの編集長として、札幌や北海道の食と観光の情報を【オサナイミカのつぶやき】にてアップしている。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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