【開花予想】札幌は4月23日ごろ？北海道の"サクラ”開花を気象予報士が解説

「天気を味方にすると、暮らしはもっと快適になる！」をテーマに、毎日の生活に役立つお天気情報の”見方”を気象予報士がお伝えします。

サクラの開花…「札幌は4月23日ごろ」と予想

もういくつ寝ると～サクラ咲く～♪北海道では、3月後半から一気に季節が春へと動き出しました。雪どけが急速に進み、札幌では3月上旬に1メートルを超えていた積雪が4月5日に観測上「なし」になりました。大地が顔を出し、これから春本番を迎える時季に気になることと言えば、サクラの開花のタイミングですよね。

今月14日に日本気象協会が発表した最新のサクラ開花予想によると、4月21日に松前で開花し、サクラ前線が北海道へ上陸。その後、4月23日に札幌、4月24日に帯広、4月25日に旭川と、北へ東へとサクラ前線は進んでいきます。終着点の根室では5月12日の見通しで、全道的に平年より8日前後早く開花し、開花から3日前後で満開を迎える予想です。大型連休前半は道央や道南、内陸など広い範囲で見ごろとなるでしょう。

誰でも簡単にできる!? サクラの開花予想日

サクラの開花予想は、今後の気温やつぼみの様子など、さまざまな要素を考慮して発表されますが、ひとつの目安となる数値があります。その目安を知っておくと、難しい知識や経験がなくても、誰でも簡単におおよその「サクラの開花予想日」を導き出すことができます。

その目安とは、「3月1日からの最高気温」の合計数値です。

札幌の場合、3月1日からその日の最高気温を足していき、合計が500度に達するころにサクラが開花すると言われています。

過去の気温は、気象庁のホームページから、あす以降の気温は、HBCのホームページの「週間予報」から確認することができます。

この算出方法を活用して、「サクラが開花した日」と、「3月１日からの最高気温の合計数値」を数年にわたって記録しておくと、「我がマチ、我が家の開花予想」もできるかもしれませんよ！ぜひ、やってみてください。

春は風が強い日が多いですが、サクラが咲くころは穏やかな天候が続き、長い期間にわたってサクラを楽しめることを願いたいですね。

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児玉晃予報士が所属する気象予報士クリエイター集団「サキドリーズ」が運用するYouTubeチャンネルてんきよほうでは、日本全国の天気や季節の話題をわかりやすくお伝えしています。