2022.04.08

暮らす

「あなたのクルマは大丈夫?」今冬の”車両火災”と”記録的大雪”の意外なカンケイ【気象予報士コラム】

「天気を味方にすると、暮らしはもっと快適になる!」をテーマに、毎日の生活に役立つお天気情報の”見方”を気象予報士がお伝えします。

大雪と"車の火災"の意外なカンケイ

4月5日にはようやく札幌の積雪もゼロになりましたが、この冬は記録的な大雪となり、札幌も一時は積雪が133センチにまで達しました。実は、この大雪が思わぬ車両火災、車の火災を引き起こす可能性があるということで、札幌市消防局が注意を呼び掛けています。車道に大きな凹凸や深い轍がたくさんできてしまったことが、その原因です。

記録的大雪で札幌市内は激しい渋滞に

2月上旬、札幌では24時間降雪量が60センチもの記録的なドカ雪になりました。除排雪が追い付かず、路面がでこぼこになったり、巨大な雪山ができたりしたことで、幹線道路は激しく渋滞。住宅街の道では、埋まって走行不能になる車が続出しました。

雪山で車道は1台分 深い轍で車も破損・・・

大きな段差や轍を無理に走行したことで、フロントバンパーなどが破損や脱落してしまい、それらに取り付けられている「ライト」などの電装品にも影響が及ぶことになります。

車両火災のようす①(提供:札幌市消防局)

車両火災のようす②(提供:札幌市消防局)

ライトの取り付け部分が緩んだり、外れたままになっていたりすると、高温になったライトが、車の樹脂部分などに接触することで発火にいたるおそれがあるのです。

実際に今年はこういった事故が去年よりも増えているそうですので、壊れたまま放置するのは危険です。

これからタイヤ交換をする方も多いと思いますが、同時にバンパーやライトなどが確実に固定されているかどうかの確認も一緒にすることが重要です。

☑ライトが点かない
☑ライトの光の角度に左右差がある

などの不調がないかを今一度確認し、愛車を火災から守りましょう。
これからはじまるドライブシーズン。安心して迎えたいですね。

文・気象予報士 星井さき(HBCウェザーセンター

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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