2022.01.07

暮らす

片づけのプロが見た!訪問先でよくある「プロはやらない」収納方法【キッチン編】

整理収納アドバイザーである筆者は、お客さまのお宅にうかがって、キッチンの片づけ作業をすることがあります。そんなとき「とっても残念だな」と思う収納をよく見かけます。

でもそれは、よりよい収納方法を知らないだけということが多いのです。片づけでお悩みの方も、まずはこの記事で知ってください! そしてお家でぜひ実践してみてほしいです。

今回は、訪問先でよく見るプロはやらない片づけ方法をご紹介します。

1:すぐに収納用品を買ってしまう

買ったモノをしまう場所がないからといって、安易に収納用品を買っていませんか?

モノが収まるから、一見片づいたように思えますが、その収納用品の中もすぐにいっぱいに。なぜそのような不思議なことになるのでしょう。

それは、整理(必要なモノと使わないモノを分けること)が終わっていないからです。

整理をしていないために、たとえば賞味期限切れの食材など、使っていないモノに気づけずどんどんモノだけ増えていきます。または、あることに気づかずに同じモノを買ってきてしまうのです。

整理をしてみると、本当に必要なモノは案外少なかったりします。「収納が足りないなぁ」と感じたら、まずは整理をしてみてください!

一番難しいのは、収納用品を買ってしまうと、使わないと思ってもなかなか手放せないこと。100円均一のカゴですら、キレイで新品だと処分しにくいですよね。「片づけが苦手」「モノが多い」と思っている方こそ、モノを買うときにはしっかりと考えてみてくださいね。

2:付属の仕切りを使っている

写真は、引き出しに元からついていた仕切りを使っている例です。

一見使いやすそうに見える付属の仕切りですが、実はデッドスペースが結構あります。お家の収納に合っている方はいいのですが、思ったよりモノが入らないと思っている方、モノが溢れている方。あれは基本的には外せるんです!

外したほうが収納力はアップします。付属のモノは仕切りの部分が分厚く使えないところが多いので、実は入る量が少ないのです。市販の仕切りケースなどを使って収納すると、収納力がアップします。

お客さまのお宅にうかがうと、元からついている仕切りを使っているパターンが多く見られます。そして外せることを知らなかったり、「使わなければいけない」と思い込んでいたりすることが多いのです。一度外してみて、「こんなふうに置いてみよう」とイメージしてみるのもいいと思います。

3:キッチンツールを全部一緒に置いておく

キッチンツールを全部一緒に置いていませんか? 「なんだか取り出しにくい」と思っているのであれば、“2軍”、“3軍”のモノを別の場所に置くことで、普段使うキッチンツールがより取り出しやすくなります。

写真は筆者宅の“1軍”のキッチンツールを収納している場所です。キッチンの背面側にある食器棚の中に置いています。


また2軍、3軍のキッチンツールは、カトラリーと一緒の引き出しに収納しています。

まとめ

「これが当たり前!」と思っていることも、ちょっと視点を変えるだけで、とても便利になります。そのためには、まず知ること。そしてぜひ行動に移してみてください。

2022年も気持ちの良い1年を過ごしていきましょう!

文:佐藤ゆきこ(整理収納アドバイザー)
Instagram:@yuki_katazuke0525

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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