2022.01.02

出かける

地元民が通う名店「籔半」。創業67年の老舗蕎麦屋はやはり凄かった【小樽】

小樽駅から徒歩5分ほどの路地裏に、ひっそりと佇む老舗蕎麦屋『小樽・蕎麦屋・籔半(以下、籔半)』。蕎麦はもちろんのこと、酒や肴が充実しており、小樽市民はもちろん観光客にも知られる名店です。今回は地元民である筆者が何度行っても素敵だと感じる、『籔半』をご紹介します。

歴史的建造物を再生した店内

『籔半』は昭和29年(1954年)創業の老舗蕎麦屋です。建物は、ニシン漁網元・白鳥家の石蔵と、歴史的建造物・伍楽園(旧金澤友次郎邸)、古い割烹料理店の3つを融合して造られました。特徴は、なんといってもお店の造りにあります。

外観は重厚な雰囲気で、料亭や高級旅館を彷彿とさせます。漆喰の塗り壁はくすんだ砂色で、窓には縦格子が。

入り口の小さなアプローチを抜けて暖簾をくぐると、手前にテーブル席、その奥に石蔵の座敷があります。

小さな囲炉裏に赤々と炭をおこす光景は、さすがとしか言いようがありません。

シンプルだからこそ蕎麦本来の味がわかる「せいろ」

『籔半』の麺は並粉と地元粉の2パターンがあります。並粉は北海道産と外国産のブレンド、地元粉は蘭越町産ソバ粉と北竜町産ソバ粉を使用。注文時に並粉蕎麦、地元粉蕎麦のいずれかを伝えます。

「せいろ」(地物粉麺770円、並粉麺605円)

蕎麦はつなぎがほとんど入っていないようで、歯ごたえがモチモチ、ぷつぷつしています。コシはありますが、ほろほろとほどける感じでしょうか。蕎麦つゆはカツオの出汁が効いた辛口です。つゆをつけすぎず、蕎麦本来の味を堪能していただきたい一品です。

隠れ人気メニュー「カレー蕎麦」(地物粉麺1010円、並粉麺935円)

香りや味は間違いなくスパイシーなカレーですが、餡は黒っぽくて醤油の旨みが効いています。さくさくとして甘みのある玉ねぎや、豚バラ肉の味が際立ちます。粘度のある餡が絡むので麺が熱々です。

酒と肴の種類が豊富

『籔半』はお酒や酒肴を多く取り揃えており、“蕎麦屋の酒”を推奨しています。お酒を飲みながら酒肴をつまむ趣向を楽しめるのは、なんとも粋なもの。日本酒やワイン、ウイスキー、ビールなどのお酒も豊富。おもむきのある店内で一品料理をつまみながらお酒を飲めば、雰囲気だけで酔ってしまいそうです。

「厚焼き玉子」(770円)

『厚焼き玉子』は蕎麦のかえしで味付けをしています。出汁が効いた深い味わいで、光輝く黄色は一層食欲を掻き立てます。

また待ち時間には、蕎麦を素揚げした『そば棒』のサービスがあります。

お品書きはまるで冊子のような作り。メニューはもちろんですが、“食”にまつわるコラムなどもあり、料理を待つ間も飽きることがありません。

まとめ

『籔半』代表取締役・女将の小川原ひとみさんに、お店に対する思いを聞きました。「懐かしく、あずましく、まごころで。晴れた日に“ちょっと行ってみようか”と気軽に利用してもらえるようなお店でありたいです」とおっしゃいます。昔からスタンスを変えずにいられるのは、今もなお万人に好かれている証拠ではないでしょうか。

小樽・蕎麦屋・籔半(やぶはん)
住所:北海道小樽市稲穂2丁目19番14号 静屋通り
最寄り駅:函館本線・小樽駅
営業時間:11:00~15:00、17:00~20:00
定休日:火曜日
電話番号:0134-33-1212
駐車場:あり
支払い方法:現金、クレジットカード不可、PayPay可
個室:あり
お子様連れ:可
ホームページ:小樽・蕎麦屋・籔半(やぶはん)

掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、最新の情報は各店舗・各施設にお問い合わせください。

文:yukko

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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