師走を迎え、登別市内では冬ならではの光の演出がまち中や施設内で衆目を集め、輝きを放っている。
登別まちづくり促進期成会キラキラ部会(志賀俊哉部会長)は1日から、JR登別駅前でイルミネーション「光のしずく キラキラ マチに」の点灯を始めた。1万5千個の電球が文字通りにきらきらと輝き、華やかさを提供している。
光のオブジェで地域を盛り上げようと、2002年(平成14年)から、アイヌ神謡集の一説「銀の滴降る降るまわりに」をモチーフとして飾り付け。
今年も11月下旬にイルミネーション設置、試験点灯を終えて始まった。来年3月31日までの日没から翌午前0時まで点灯する。クリスマスや大みそか、元旦は翌朝まで通しで行われる。
志賀部会長は「最高の輝きになっています。新型コロナを吹き飛ばして、登別を明るく照らしてくれるといいですね」と話した。岩部佑真君=登別小学校4年生=は「青、緑とたくさんの色が点滅していてきれい」と目を輝かせていた。
師走を迎え、マリンパークニクス(登別東町)も同日から、イワシ1万匹のライティングを楽しむ銀河水槽が冬バージョンに衣替えした。
雪や氷、冬の澄んだ空気をイメージしたBGMと光の演出は、ピアノの優しい音色と白、青色を基調としたライティングが相まって、幻想的な空間を提供。照明が当たるたびに、雪の結晶のように輝く魚体が印象的だ。
ニクスでは季節に応じた演出を用意しており、営業課の山本智さんは「冬バージョンが特に人気がありますね」と話した。来年2月28日まで、午前11時50分、午後3時10分に実施する。