夏休み期間中は子どもが家にいることで家事が増え、普段より忙しかったという方も多いのではないでしょうか。
家事の負担を減らす方法はいくつかありますが、子どもと一緒に楽しむという選択肢も。今回は料理に絞って、長期休暇はもちろん次の週末にも活かせる3つの方法をご紹介します。
子どもにも家事を手伝ってもらえたら嬉しいですよね。そこで、お手伝いのハードルを下げて、一緒に楽しんでみるのはいかがでしょうか。その子の性格や年齢によっても得意不得意があるので、家事を細分化して、何ならできるか提案してみるのがオススメです。
例えばカツ丼を作るとして、その工程を細分化してみます。お肉に切れ目を入れる、下味をつける、衣をつける、油で揚げる、使ったものを洗う、テーブルをきれいに拭く、お皿や箸を準備する……などなど。「手伝って!」と言うだけでは乗り気にならない子どもも、やることを細分化して「どれができそう?」と尋ねることで、「これならできそう」と積極的に選んでくれるかもしれません。
小さな子どもでも、玉ねぎの皮を剥いてもらったり、卵を混ぜてもらったり、できることはあります。「ママが自分でやったほうが早い!」と思うかもしれませんが、小さいうちから手伝ってもらうとそれが習慣に。ゆくゆくはママの家事負担を大きく減らしてくれますよ。
さらに家事の負担を軽減する方法の一つとして、ワンプレート料理にして洗い物を減らすことが考えられます。例えば、そうめんは“ぶっかけ”にして丼に具材を全部入れる、ハンバーグは“ロコモコ丼”にして野菜とハンバーグと目玉焼きを丼に入れる……などなど。このように一皿に盛ると、何枚もお皿を使わずに済み、洗い物を減らせます。
さらにワンプレートにすると、こんなメリットも。お皿一枚であれば洗い物を面倒と思わずに、食べ終わって下げた流れで、子どもが自分で洗ってくれるかもしれませんよ。
そうはいっても、長期休みは家事が増えることに変わりありません。そこで、たまには“家事をしない日”を作ってみてはいかがでしょうか。“好きなものを買ってきていい日”とか“非常食の試食会”とか、家族のイベントにすれば楽しんでもらえるかもしれません。
特に後者には、別のメリットも。今は非常食を準備しているご家庭も多いですが、事前に味を確かめておくことで、家族それぞれの好みのものをストックできるようになります。小さい子ならなおさらで、緊急時のストレスがかかるときに初めて苦手な味と知って、食べてもらえなかったら困りますよね。事前に選んでおいた好きなものを食べさせてあげられたら安心です。この“非常食の試食会”、長期休みにやってみてはいかがでしょうか?
長期休みには、やはり家事の負担が増えてしまいます。一人で背負わずに、家事を細分化して家族みんなで取り組めたらいいですね。
筆者には3人の子どもがいますが、中学生の姉妹にはご飯を作ってもらうなど、今ではとても助けられています。長期休みが負担にならずに、「手伝ってくれる人が増えて助かる!」と言える日がきっと来るはずです。
文:てらだあさこ(整理収納アドバイザー)
ブログ:整理収納でおうちがもっとすきになる
Instagram:@mottosukininaru.seiri.kataduke
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